上方漫才大賞の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)が知りたい。
「上方漫才大賞」は1966年にラジオ大阪(OBC)が設立した賞で、漫才関係の賞の中では最も古い歴史を持ちます。
現在はラジオ大阪と関西テレビ放送が主催しており、2024年現在も開催されていますね。
過去の受賞歴を振り返ると、
- 横山やすし・西川きよし
- 今いくよ・くるよ
- B&B
- オール阪神・巨人
- 島田紳助・松本竜介
- 宮川大助・花子
- 西川のりお・上方よしお
- ダウンタウン
など、今では師匠と言われるほどのベテラン芸人も受賞しています。
この記事では、そんな「NHK上方漫才コンテスト」の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)についてまとめています。
歴代受賞者を振り返ると、関西漫才師の歴史を振り返ることができる。
師匠と呼ばれているベテラン漫才師から、今でも大活躍している大御所芸人も受賞しているよ。
上方漫才大賞の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
「上方漫才大賞」は1966年から始まった「上方の漫才」を育て顕彰する目的で設立された賞。
歴史が長いため、時代によって、特別賞がある年もあれば、ない年もあります。
ただし、第45回大会の2010年からは「大賞」「激励賞」「新人賞」の3つの賞が軸になっています。
そこで、ここからは、
- 第55回〜第59回(2020年〜2024年)
- 第45回〜第54回(2010年〜2019年)
- 第36回〜第44回(2001年〜2009年)
- 第25回〜第35回(1990年〜2000年)
- 第13回〜第24回(1978年〜1989年)
- 第1回〜第12回(1966年〜1977年)
に分けて歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)を一覧にして紹介します。
第55回〜第59回(2020年〜2024年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
第55回〜第59回(2020年〜2024年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 |
第59回 | 2024年 | 笑い飯 | 見取り図 | 天才ピアニスト |
第58回 | 2023年 | プラス・マイナス | 吉田たち | カベポスター |
第57回 | 2022年 | ミルクボーイ | ミキ | ニッポンの社長 |
第56回 | 2021年 | かまいたち | プラス・マイナス | ネイビーズアフロ |
第55回 | 2020年 | シャンプーハット | – | – |
「第59回大会(2024年)」は笑い飯が受賞!
第59回 #上方漫才大賞
無事に終了いたしました❗【大賞】#笑い飯
【奨励賞】#見取り図
【新人賞】#天才ピアニストみなさま本当におめでとうございます❗
来年もお楽しみに☺ pic.twitter.com/h5WENZsec3
— 上方漫才大賞@カンテレ公式 (@kamiman_award) April 13, 2024
笑い飯は関西を中心に活躍しているベテラン漫才師!M-1グランプリ2010の優勝者であり、上方漫才大賞の大賞受賞は2014年に次いで2度目となります!
「第58回大会(2023年)」はコンビ結成20年目の節目にプラス・マイナスが受賞!
第58回上方漫才大賞
【大賞・奨励賞・新人賞】
受賞者のサイン入り
オリジナルTシャツが届きました❗
こちらを視聴者にプレゼント🎁
当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。#プラス・マイナス#吉田たち#カベポスター出演者の皆様、大変お疲れ様でした☺ pic.twitter.com/gcXSnKYA6E
— 上方漫才大賞@カンテレ公式 (@kamiman_award) May 27, 2023
プラス・マイナスは賞レースではなかなか結果が出せていないものの、漫才の面白さは一級品で、寄席でも常に爆笑をとっている漫才師です。
また、「第56回大会(2021年)」「第57回大会(2022年)」ではM-1グランプリで活躍した“かまいたち”と“ミルクボーイ”が大賞を受賞しています。
第56回上方漫才大賞
見事大賞に輝いたのはかまいたち!
カンテレ公式YouTubeでは、かまいたちへの「大賞受賞サプライズ報告 未公開版」を公開!ぜひご覧ください!#上方漫才大賞 #大賞 #かまいたち #奨励賞 #プラス・マイナス #新人賞 #ネイビーズアフロhttps://t.co/KZkbHcAx02— 上方漫才大賞@カンテレ公式 (@kamiman_award) April 10, 2021
#上方漫才大賞
第57回も大盛り上がりで終演しました!第58回もお楽しみに🏆✨@uttakaga pic.twitter.com/woPAGAdzDr
— 上方漫才大賞@カンテレ公式 (@kamiman_award) April 9, 2022
「第55回大会(2020年)」はコロナウイルスの関係で大賞の受賞しかありませんでしたが、大賞を受賞したのはベテランのシャンプーハット!
シャンプーハット、芸歴26年目で『上方漫才大賞』つかむ「何とか日本を盛り上げたい」(写真 全4枚)https://t.co/laPW3rHIb2
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) April 11, 2020
シャンプーハットは「THE SECOND」にも参戦している関西のベテラン漫才師ですね。
第45回〜第54回(2010年〜2019年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
第45回〜第54回(2010年〜2019年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 |
第54回 | 2019年 | 中川家 | かまいたち | ミキ |
第53回 | 2018年 | ダイアン | 和牛 | 祇園 |
第52回 | 2017年 | 海原やすよ ともこ | スーパーマラドーナ | トット |
第51回 | 2016年 | オール阪神・巨人 | 銀シャリ | コマンダンテ |
第50回 | 2015年 | テンダラー | 学天即 | 吉田たち |
第49回 | 2014年 | 笑い飯 | ダイアン | 学天即 |
第48回 | 2013年 | 千鳥 | テンダラー | プリマ旦那 |
第47回 | 2012年 | 海原やすよ ともこ | シャンプーハット | プラスマイナス |
第46回 | 2011年 | ブラックマヨネーズ | 千鳥 | 銀シャリ |
第45回 | 2010年 | 中川家 | 笑い飯 | スマイル |
M-1グランプリ2001で優勝した“中川家”は「第45大会(2010年)「第54回大会(2019年)」と2大会で大賞を受賞。
関西で絶大な人気を誇る“海原やすよ・ともこ”は、「第47回大会(2012年)」「第52回大会(2017年)」で大賞を受賞しています。
また、「第51回大会(2016年)」では、オール阪神・巨人が大賞を受賞。
オール阪神・巨人は、「第17回大会(1982年)」「第18回大会(1983年)「第20回大会(1985年)」「第51回大会(2016年)」と4大会で「大賞」を受賞しており、「上方漫才大賞」の大賞の最多受賞者となっています。
オール阪神・巨人は1982年から現在まで第一線で活躍する漫才師!
まさにレジェンドだね。本当にすごい!
第36回〜第44回(2001年〜2009年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
第36回〜第44回(2001年〜2009年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 優秀新人賞 | 新人賞 |
第44回 | 2009年 | 矢野・兵動 | シンデレラエキスプレス | ジャルジャル | ダイアン |
第43回 | 2008年 | ティーアップ | 海原やすよ・ともこ | ギャロップ | 鎌鼬 |
第42回 | 2007年 | メッセンジャー | 矢野・兵動 | なすなかにし | のろし |
第41回 | 2006年 | 大木こだま・ひびき | 安田大サーカス | NON STYLE | アジアン |
第40回 | 2005年 | 中田カウス・ボタン | メッセンジャー | 南海キャンディーズ | 麒麟 |
第39回 | 2004年 | フットボールアワー | ティーアップ | せんたくばさみ | チュートリアル |
第38回 | 2003年 | 横山ホットブラザーズ | アメリカザリガニ | チョップリン | 笑い飯 |
第37回 | 2002年 | ますだおかだ | – | フットボールアワー | ブラックマヨネーズ |
第36回 | 2001年 | 中田カウス・ボタン | ますだおかだ | COWCOW | キングコング |
第36回〜第44回(2001年〜2009年)からは、
- キングコング
- フットボールアワー
- ブラックマヨネーズ
- 笑い飯
- チュートリアル
- 麒麟
- 南海キャンディーズ
- NON STYLE
- ギャロップ
- ダイアン
- ジャルジャル
など、M-1グランプリで大活躍する漫才師が受賞しています。
中でも、「フットボールアワー」「ブラックマヨネーズ」「笑い飯」「チュートリアル」「NON STYLE」はM-1グランプリで優勝していますね。
あとは、関西で活躍する「矢野・兵動」「メッセンジャー」「海原やすよ・ともこ」が受賞しているのも印象的。
「矢野・兵動」は兵動さんが“すべらない話”で活躍している姿が印象的だけど、漫才もしっかり面白いです。
キングコングは結成2年で新人賞を受賞しているね。当時のキングコングは最年少でM-1グランプリの決勝へ進出したり、「NHK上方漫才コンテスト」で最優秀賞を受賞していて、スーパールーキーと呼ばれていたよ。
ジャルジャルも2009年に優秀新人賞を受賞しているね。その後、「ABCお笑いグランプリ」「キングオブコント」で優勝し、今は「THE SECOND」に出場しているよ。
第25回〜第35回(1990年〜2000年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
第25回〜第35回(1990年〜2000年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 新人奨励賞 | 特別功労賞 |
第35回 | 2000年 | ちゃらんぽらん | 海原はるか・かなた | シンクタンク | スクラッチ | 夢路いとし・喜味こいし |
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 新人激励賞 | 特別賞 |
第34回 | 1999年 | おかけんた・ゆうた | ちゃらんぽらん | アメリカザリガニ | りあるキッズ | – |
第33回 | 1998年 | 里見まさと・亀山房代 | トゥナイト | ハリガネロック | 2丁拳銃 | – |
第32回 | 1997年 | 酒井くにお・とおる | おかけんた・ゆうた | 海原やすよ・ともこ | こん松・せんべい | – |
第31回 | 1996年 | 大木こだま・ひびき | どんきほ〜て | ジャリズム | 高僧・野々村 | 横山やすし・西川きよし |
第30回 | 1995年 | ハイヒール | 里見まさと・亀山房代 | 中川家 | 海原やすよ・ともこ | ベイブルース |
第29回 | 1994年 | 横山たかし・ひろし | 酒井くにお・とおる | 千原兄弟 | ますだおかだ | 横山ホットブラザーズ |
第28回 | 1993年 | トミーズ | 横山たかし・ひろし | トゥナイト | 雨上がり決死隊 | – |
第27回 | 1992年 | トミーズ | 大木こだま・ひびき | 犬丸兄弟 | よゐこ | 暁伸・ミスハワイ |
第26回 | 1991年 | 中田カウス・ボタン | トミーズ | ティーアップ | ぴのっきお | – |
第25回 | 1990年 | 宮川大助・花子 | 中田カウス・ボタン | どんきほ〜て | ベイブルース | – |
第25回〜第35回(1990年〜2000年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)を振り返ると、
- ハイヒール
- よゐこ
- 雨上がり決死隊
- ますだおかだ
- 千原兄弟
- 中川家
- 海原やすよ・ともこ
- ハリガネロック
- 2丁拳銃
- アメリカザリガニ
- りあるキッズ
など、新たな若手が出場しています。
また、2001年から現在、最も注目を集める漫才の賞レース「M-1グランプリ」が開催されますが、そのM-1グランプリの決勝に出場している「中川家」「アメリカザリガニ」「ハリガネロック」「ますだおかだ」も1990年代に「上方漫才大賞」で賞を受賞していますね。
トミーズは「第27回大会(1992年)」「第28回大会(1993年)」と2年連続で大賞を受賞しているよ!
「第30回大会(1995年)」ではダウンタウンの同期であるハイヒールが大賞を受賞しているね。
第13回〜第24回(1978年〜1989年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
第13回〜第24回(1978年〜1989年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 新人激励賞 | 特別賞 |
第24回 | 1989年 | ダウンタウン | トミーズ | ビッグブラザーズ | 月亭かなめ・ぜんじろう | – |
第23回 | 1988年 | 若井小づえ・みどり | ダウンタウン | 清水圭・和泉修 | ビッグブラザーズ | – |
第22回 | 1987年 | 宮川大助・花子 | 大木こだま・ひびき | ダウンタウン | ・非常階段 ・まるむし商店 | 夢路いとし・喜味こいし |
第21回 | 1986年 | 太平サブロー・シロー | 宮川大助・花子 | パート2 | ダウンタウン | – |
第20回 | 1985年 | オール阪神・巨人 | 太平サブロー・シロー | トミーズ | ・ちゃらんぽらん ・ハイヒール | – |
第19回 | 1984年 | 今いくよ・くるよ | 西川のりお・上方よしお | 宮川大助・花子 | トミーズ | – |
第18回 | 1983年 | オール阪神・巨人 | 若井小づえ・みどり | ミヤ蝶美・蝶子 | やすえ・やすよ | – |
第17回 | 1982年 | オール阪神・巨人 | 今いくよ・くるよ | 太平サブロー・シロー | ミヤ蝶美・蝶子 | – |
第16回 | 1981年 | ザ・ぼんち | オール阪神・巨人 | 春やすこ・けいこ | 海原さおり・しおり ・太平サブロー・シロー | 横山やすし・西川きよし |
第15回 | 1980年 | 横山やすし・西川きよし | 青芝フック・キック | 島田紳助・松本竜介 | 青芝金太・紋太 | – |
第14回 | 1979年 | コメディNo.1 | ちゃっきり娘 | ザ・ぼんち | Wさくらんぼ | 中田ダイマル・ラケット |
第13回 | 1978年 | Wヤング | B&B | 青芝まさお・あきら | 中田伸江・伸児 | 暁伸・ミスハワイ |
第13回〜第24回(1978年〜1989年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)を振り返ると、
- B&B
- 島田紳助・松本竜介
- オール阪神・巨人
- 今いくよ・くるよ
- ダウンタウン
- トミーズ
- 宮川大助・花子
- 西川のりお・上方よしお
- 大木こだま・ひびき
など、ベテラン芸人が結果を残しています。
ダウンタウンは第23回大会(1988年)と第24回大会(1989年)に受賞しており、「激励賞」と「大賞」を受賞していますね。
第24回大会(1989年)では、「大賞」をダウンタウンが受賞しており、「激励賞」をトミーズが受賞していますが、ほぼ同時期に始まった関西のお笑い賞レース「NHK上方漫才コンテスト」の第14回大会(1984年)では、トミーズが「最優秀賞」を受賞しており、ダウンタウンが「優秀賞」を受賞しています。
1980年代は「ダウンタウン」「トミーズ」「オール阪神・巨人」あたりが漫才の賞レースでバチバチに戦っていたみたいだね。
特に「トミーズ」と「ダウンタウン」は同じ大会で賞を受賞していることが多い印象。
第1回〜第12回(1966年〜1977年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)一覧まとめ!
第1回〜第12回(1966年〜1977年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 特別賞 |
第12回 | 1977年 | 横山やすし・西川きよし | 若井ぼん・はやと | 浮世亭ジョージ・ケンジ | – |
第11回 | 1976年 | チャンバラトリオ | 上方柳次・柳太 | オール阪神・巨人 | – |
第10回 | 1975年 | Wヤング | 青芝フック・キック | ・海原かける・めぐる ・若井小づえ・みどり | – |
第9回 | 1974年 | 三人奴 | 人生幸朗・生恵幸子 | トリオ・ザ・ミミック | – |
第8回 | 1973年 | レツゴー三匹 | Wヤング | はな寛太・いま寛大 | – |
第7回 | 1972年 | 宮川左近ショー | チャンバラトリオ | 浮世亭三吾・十吾 | – |
第6回 | 1971年 | 島田洋之介・今喜多代 | 横山ホットブラザーズ | ・レツゴー三匹 ・中田カウス・ボタン | – |
第5回 | 1970年 | 横山やすし・西川きよし | 平和ラッパ・日佐丸 | ・コメディNo.1 ・鳳らん太・ゆう太 | – |
第4回 | 1969年 | 夢路いとし・喜味こいし | フラワーショウ | 正司敏江・玲児 | – |
第3回 | 1968年 | 中田ダイマル・ラケット | 漫画トリオ | 若井ぼん・はやと | 三遊亭小円・木村栄子 |
第2回 | 1967年 | 海原お浜・小浜 | 鳳啓助・京唄子 | 横山やすし・西川きよし | 砂川捨丸・中村春代 |
第1回 | 1966年 | かしまし娘 | 島田洋之介・今喜多代 | 若井はんじ・けんじ | – |
「上方漫才大賞」の第1回大会(1966年)の大賞を受賞したのは“かしまし娘”です。
かしまし娘は、ギターと三味線を弾き、流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才が特徴的な3人組。
2018年には「第21回上方演芸の殿堂入り」が決まっています。
意外なことに第1回大会の大賞はしゃべくり漫才師ではなく、音曲漫才を披露していた“かしまし娘”!
また、第1回〜第12回(1966年〜1977年)の歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)を振り返ると、
- 横山やすし・西川きよし
- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
など、今では師匠と言われるほどのベテラン芸人が多数受賞していることがわかります。
第5回大会(1970年)で新人賞を受賞している“コメディNo.1”は1971年から始まった関西のお笑い賞レース「NHK上方漫才コンテスト」の第1回大会で“優秀話術賞”を受賞していますね。
「横山やすし・西川きよし」は第5回大会と第12回大会と第15回大会と3回大賞を受賞しているよ。
上方漫才大賞の概要
上方漫才大賞は髪型の漫才を育て
上方漫才大賞は、漫才関係の中で最も古い歴史を持つ賞。
上方の漫才を育て顕彰する目的で1966年(昭和41年)にラジオ大阪(OBC)が設立しています。
現在はラジオ大阪と関西テレビ放送が主催しており、発表会当日の漫才バトルで「奨励賞」と「新人賞」が決定します。
賞の一覧はこちら。
・大賞
→上方漫才界のすべての漫才師の中でその年最も活躍した漫才師に贈られる。賞状・記念トロフィー・賞金200万円が贈呈される。
・奨励賞
→大賞に準ずる賞で、中堅級のキャリアが目安となる。賞状・記念トロフィー・賞金150万円が贈呈される。
・新人賞
→第1回から第35回までと、第45回からは新人部門の1位。第36回から第44回までは優秀新人賞に次ぐ新人部門の2位。賞状・記念トロフィー・賞金100万円が贈呈される。
また、大賞の最多受賞者は4回のオール阪神・巨人。
大賞の最年少受賞者はダウンタウンの25歳(第24回・1989年)で芸歴7年目での受賞。
結成から最多受賞までの最短記録は、結成5年目で受賞したフットボールアワーです。
まとめ
第1回から現在までの歴代受賞者(大賞&奨励賞&新人賞)はこちら。
\ 第1回〜第12回 /
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 特別賞 |
第1回 | 1966年 | かしまし娘 | 島田洋之介・今喜多代 | 若井はんじ・けんじ | – |
第2回 | 1967年 | 海原お浜・小浜 | 鳳啓助・京唄子 | 横山やすし・西川きよし | 砂川捨丸・中村春代 |
第3回 | 1968年 | 中田ダイマル・ラケット | 漫画トリオ | 若井ぼん・はやと | 三遊亭小円・木村栄子 |
第4回 | 1969年 | 夢路いとし・喜味こいし | フラワーショウ | 正司敏江・玲児 | – |
第5回 | 1970年 | 横山やすし・西川きよし | 平和ラッパ・日佐丸 | ・コメディNo.1 ・鳳らん太・ゆう太 | – |
第6回 | 1971年 | 島田洋之介・今喜多代 | 横山ホットブラザーズ | ・レツゴー三匹 ・中田カウス・ボタン | – |
第7回 | 1972年 | 宮川左近ショー | チャンバラトリオ | 浮世亭三吾・十吾 | – |
第8回 | 1973年 | レツゴー三匹 | Wヤング | はな寛太・いま寛大 | – |
第9回 | 1974年 | 三人奴 | 人生幸朗・生恵幸子 | トリオ・ザ・ミミック | – |
第10回 | 1975年 | Wヤング | 青芝フック・キック | ・海原かける・めぐる ・若井小づえ・みどり | – |
第11回 | 1976年 | チャンバラトリオ | 上方柳次・柳太 | オール阪神・巨人 | – |
第12回 | 1977年 | 横山やすし・西川きよし | 若井ぼん・はやと | 浮世亭ジョージ・ケンジ | – |
\ 第13回〜第34回 /
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 新人激励賞 | 特別賞 |
第13回 | 1978年 | Wヤング | B&B | 青芝まさお・あきら | 中田伸江・伸児 | 暁伸・ミスハワイ |
第14回 | 1979年 | コメディNo.1 | ちゃっきり娘 | ザ・ぼんち | Wさくらんぼ | 中田ダイマル・ラケット |
第15回 | 1980年 | 横山やすし・西川きよし | 青芝フック・キック | 島田紳助・松本竜介 | 青芝金太・紋太 | – |
第16回 | 1981年 | ザ・ぼんち | オール阪神・巨人 | 春やすこ・けいこ | 海原さおり・しおり ・太平サブロー・シロー | 横山やすし・西川きよし |
第17回 | 1982年 | オール阪神・巨人 | 今いくよ・くるよ | 太平サブロー・シロー | ミヤ蝶美・蝶子 | – |
第18回 | 1983年 | オール阪神・巨人 | 若井小づえ・みどり | ミヤ蝶美・蝶子 | やすえ・やすよ | – |
第19回 | 1984年 | 今いくよ・くるよ | 西川のりお・上方よしお | 宮川大助・花子 | トミーズ | – |
第20回 | 1985年 | オール阪神・巨人 | 太平サブロー・シロー | トミーズ | ・ちゃらんぽらん ・ハイヒール | – |
第21回 | 1986年 | 太平サブロー・シロー | 宮川大助・花子 | パート2 | ダウンタウン | – |
第22回 | 1987年 | 宮川大助・花子 | 大木こだま・ひびき | ダウンタウン | ・非常階段 ・まるむし商店 | 夢路いとし・喜味こいし |
第23回 | 1988年 | 若井小づえ・みどり | ダウンタウン | 清水圭・和泉修 | ビッグブラザーズ | – |
第24回 | 1989年 | ダウンタウン | トミーズ | ビッグブラザーズ | 月亭かなめ・ぜんじろう | – |
第25回 | 1990年 | 宮川大助・花子 | 中田カウス・ボタン | どんきほ〜て | ベイブルース | – |
第26回 | 1991年 | 中田カウス・ボタン | トミーズ | ティーアップ | ぴのっきお | – |
第27回 | 1992年 | トミーズ | 大木こだま・ひびき | 犬丸兄弟 | よゐこ | 暁伸・ミスハワイ |
第28回 | 1993年 | トミーズ | 横山たかし・ひろし | トゥナイト | 雨上がり決死隊 | – |
第29回 | 1994年 | 横山たかし・ひろし | 酒井くにお・とおる | 千原兄弟 | ますだおかだ | 横山ホットブラザーズ |
第30回 | 1995年 | ハイヒール | 里見まさと・亀山房代 | 中川家 | 海原やすよ・ともこ | ベイブルース |
第31回 | 1996年 | 大木こだま・ひびき | どんきほ〜て | ジャリズム | 高僧・野々村 | 横山やすし・西川きよし |
第32回 | 1997年 | 酒井くにお・とおる | おかけんた・ゆうた | 海原やすよ・ともこ | こん松・せんべい | – |
第33回 | 1998年 | 里見まさと・亀山房代 | トゥナイト | ハリガネロック | 2丁拳銃 | – |
第34回 | 1999年 | おかけんた・ゆうた | ちゃらんぽらん | アメリカザリガニ | りあるキッズ | – |
\ 第35回 /
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 | 新人奨励賞 | 特別功労賞 |
第35回 | 2000年 | ちゃらんぽらん | 海原はるか・かなた | シンクタンク | スクラッチ | 夢路いとし・喜味こいし |
\ 第36回〜第44回 /
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 優秀新人賞 | 新人賞 |
第36回 | 2001年 | 中田カウス・ボタン | ますだおかだ | COWCOW | キングコング |
第37回 | 2002年 | ますだおかだ | – | フットボールアワー | ブラックマヨネーズ |
第38回 | 2003年 | 横山ホットブラザーズ | アメリカザリガニ | チョップリン | 笑い飯 |
第39回 | 2004年 | フットボールアワー | ティーアップ | せんたくばさみ | チュートリアル |
第40回 | 2005年 | 中田カウス・ボタン | メッセンジャー | 南海キャンディーズ | 麒麟 |
第41回 | 2006年 | 大木こだま・ひびき | 安田大サーカス | NON STYLE | アジアン |
第42回 | 2007年 | メッセンジャー | 矢野・兵動 | なすなかにし | のろし |
第43回 | 2008年 | ティーアップ | 海原やすよ・ともこ | ギャロップ | 鎌鼬 |
第44回 | 2009年 | 矢野・兵動 | シンデレラエキスプレス | ジャルジャル | ダイアン |
\ 第45回〜第58回 /
回数 | 年度 | 大賞 | 激励賞 | 新人賞 |
第45回 | 2010年 | 中川家 | 笑い飯 | スマイル |
第46回 | 2011年 | ブラックマヨネーズ | 千鳥 | 銀シャリ |
第47回 | 2012年 | 海原やすよ ともこ | シャンプーハット | プラスマイナス |
第48回 | 2013年 | 千鳥 | テンダラー | プリマ旦那 |
第49回 | 2014年 | 笑い飯 | ダイアン | 学天即 |
第50回 | 2015年 | テンダラー | 学天即 | 吉田たち |
第51回 | 2016年 | オール阪神・巨人 | 銀シャリ | コマンダンテ |
第52回 | 2017年 | 海原やすよ ともこ | スーパーマラドーナ | トット |
第53回 | 2018年 | ダイアン | 和牛 | 祇園 |
第54回 | 2019年 | 中川家 | かまいたち | ミキ |
第55回 | 2020年 | シャンプーハット | – | – |
第56回 | 2021年 | かまいたち | プラス・マイナス | ネイビーズアフロ |
第57回 | 2022年 | ミルクボーイ | ミキ | ニッポンの社長 |
第58回 | 2023年 | プラス・マイナス | 吉田たち | カベポスター |
第59回 | 2024年 | 笑い飯 | 見取り図 | 天才ピアニスト |
「上方漫才大賞」は1966年から設立された関西の賞です。
「上方漫才大賞」を振り返ることで、関西の漫才師の歴史を振り返ることができますね。
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