この記事では、
- お笑い賞レースの格付け
- お笑い賞レースの賞金
- お笑い賞レースの種類
について紹介しています。
上記の情報が知りたい人は、ぜひ、参考にしてください。
お笑い賞レースにも様々な種類があるよ!
賞金も違うし、出場資格も様々!
お笑い賞レースとは?
お笑い賞レースは、日本のお笑い芸人やコント師、漫才師などが参加するコンクール形式の大会で、優れたパフォーマンスを競い合うイベントです。
ただし、大会によってイベント内容は様々。日本一の漫才師を決める大会もあれば、日本一のコント師を決める大会もあります。
主要なお笑い賞レースを例に出すと以下のようなイメージ。
イベント名 | 出場資格 | 内容 |
M-1グランプリ | 結成から15年以内のコンビ | 日本一の漫才師を決める大会 |
キングオブコント | なし | 日本一のコント師を決める大会 |
R-1グランプリ | プロ・アマ問わず1人でパフォーマンスを行う芸人 | 日本一のピン芸人を決める大会 |
THE W | プロ・アマ問わず女性芸人なら誰でも参加可能 | 日本一の女性芸人を決める大会 |
最も有名なお笑い賞レースは『M-1グランプリ』ですが、同じ漫才の大会でも、2023年からは「THE SECOND」が開催されるなど、お笑い賞レースは年々増えています。
お笑い賞レースの意義
お笑い賞レースの意義も大会によって様々ですが、共通しているのは以下の点かと思います。
- 才能の発掘: 新たな才能を発掘し、芸人の知名度を向上させる場として機能します。
- 競争の活性化: お笑い業界全体の競争を促進し、質の向上に寄与します。
- ファンの増加: テレビ放送を通じて、一般の視聴者にお笑いの魅力を伝え、新たなファンを獲得します。
お笑い賞レースをきっかけに面白いお笑い芸人を発掘するのが主な目的。それに加えて、お笑い賞レースがあることで、お笑い芸人のレベルの底上げを行いつつ、お笑い賞レースというイベントを開催することで、新たなファンを獲得します。
最近は『M-1グランプリ』を見てお笑い芸人を目指す人も多いからね。お笑い賞レースが盛り上がることで、お笑い芸人を目指す人も増える!
お笑いコンビ『ゆにばーす』の川瀬名人は「M-1グランプリを優勝したら引退する」とまで言っているからね。
お笑い賞レースの格付け一覧!
お笑い芸人の賞レースで最も注目されるのは「M-1グランプリ」です。
他の賞レースと比べても、視聴回数や優勝者の仕事の増え方は圧倒的。「M-1グランプリで優勝すると、その瞬間から担当マネージャーの電話が鳴り止まない」というのは有名な話ですよね。
最も注目度が高いのはM-1グランプリ!お笑いの賞レースを全国区にしたのはこの大会。
次に注目度が高いのは「キングオブコント」ですね。
キングオブコントは漫才師日本一を決める「M-1グランプリ」とは違い、コントで日本一を決める大会です。
M-1グランプリに次いで視聴回数や優勝者の仕事の増え方はすごいものがありますね。
キングオブコントも人気のある大会!「漫才のM-1」「コントのキングオブコント」って感じだね。
お笑いの賞レースでいうと、「M-1グランプリ」「キングオブコント」が頭抜けて注目されている印象で、次に注目を集めているのは、
- R-1グランプリ
- THE W
- THE SECOND
の3大会ですかね。
ただし、「R-1グランプリ」はフジテレビ系(全国区)で決勝戦を放送しており、歴史のある大会ですが、優勝者の仕事の増え方はイマイチ。
決勝戦のネタをYouTube動画で流していますが、「M-1グランプリ」と再生数を比較しても、やや物足りなさを感じます。
ウエストランドもM-1決勝でネタにしていたけど、M-1には夢があるけど、R-1はM-1ほどのインパクトがないのも事実。
とはいえ、R-1グランプリ2022で優勝したお見送り芸人“しんいち”さんはブレイクしたよね。全く夢がないわけではない。
また、「THE W」に関しても、日本テレビ系(全国区)で決勝戦を放送していますが、女性限定の大会のため、出場者数の母数も少なく、「M-1グランプリ」「キングオブコント」と比較すると、物足りなさがあります。
ただ、THE Wの場合は優勝者がR-1グランプリよりも仕事が増えている印象。
THE Wで優勝した「3時のヒロイン」「天才ピアニスト」はブレイクしていますし、決勝常連のAマッソも人気を集めています。
「THE W」は面白いけど、女性限定だからシンプルに出場者の母数が少ない。
「M-1グランプリ」や「キングオブコント」では準決勝に残れない芸人が決勝に残っているため、物足りなさを感じる視聴者もいるね。
他にも、2023年から始まった「THE SECOND」も注目が高いです。
視聴率はそこまで高くありませんでしたが、お笑い好きにとってはとても良い大会で面白い。優勝すると、バラエティ番組への出演が増えますし、「THE SECOND2023」で準優勝したマシンガンズは仕事が全くない中で結果を残し、今はテレビで見る機会も増えました。
ただし、「THE SECOND」が終わって感じたのは「M-1グランプリ」や「キングオブコント」のような反響はないということ。
「M-1グランプリ」や「キングオブコント」は優勝すると、多くのバラエティ番組に呼ばれますが、今のところ、「THE SECOND」で優勝したコンビの露出はそこまで増えていない印象。
やはり、ベテラン芸人の大会なので、若手が優勝した時ほどのインパクトはないのかもしれません。
「THE SECOND」のファイナリストは、そもそも人気のある芸人も多数出場しているので、「「THE SECOND」をきっかけにテレビで引っ張りだこになる」という状況は起きにくいのかも。
とはいえ、お笑い好きにとってはとても面白い大会だったね。これからどんどん盛り上がっていく大会になりそう。
また、若手の大会でいうと、
- ABCお笑いグランプリ
- NHK新人お笑い大賞
の2大会は注目度が高いです。
上記2大会で結果を残しているコンビは高い確率で、M-1グランプリやキングオブコントの決勝進出を果たすため、お笑い好きにとっては楽しみな大会。
お笑い好きではない方にとってはあまり注目されていないかもしれませんが、この大会を見ると、今後、ブレイクしそうな芸人を知ることができて面白いです。
ABCお笑いグランプリの決勝戦はABEMAで視聴できるよ!
NHK新人お笑い大賞はNHK総合テレビで視聴可能!
お笑い賞レースの賞金一覧!
お笑い賞レースの賞金一覧はこちら。
大会名 | 賞金 |
上方漫才協会大賞 | 500万円 |
R-1グランプリ | 500万円 |
ytv漫才新人賞 | 100万円 |
THE SECOND | 1,000万円 |
上方漫才大賞 | 200万円 |
NHK上方漫才コンテスト | 50万円 |
UNDER5 AWARD2023 | 100万円 |
ツギクル芸人グランプリ | 100万円 |
ABCお笑いグランプリ | 100万円 |
キングオブコント | 1,000万円 |
NHK新人お笑い大賞 | 50万円 |
THE W | 1,000万円 |
M-1グランプリ | 1,000万円 |
優勝賞金が1,000万円なのは「M-1グランプリ」「キングオブコント」「THE W」「THE SECOND」の4大会になります。
次いで、ピン芸人の大会「R-1グランプリ」が優勝賞金500万円。
若手の大会になると、優勝賞金「50万円〜100万円」の大会が多いですね。
ジャルジャルはキングオブコントを優勝していて「THE SECOND」にも出場しているから、どっちも優勝したら2,000万円獲得できるね。
まさに賞金稼ぎ!後、R-1グランプリとM-1グランプリを優勝しているマヂカルラブリーの野田クリスタルさんは合計で1,500万円獲得しているよ!もちろん、コンビ間で配分していると思うけど!
お笑い賞レースの種類&出場資格!
お笑い賞レースの種類&出場資格はこちら。
大会名 | 種類 | 出場資格 | 人数制限 |
上方漫才協会大賞 | 漫才 | 上方漫才協会に所属する 芸歴おおよそ10年の若手漫才師 | 2人以上 |
R-1グランプリ | 自由 | 芸歴制限なし | ピンのみ |
ytv漫才新人賞 | 漫才 | 関西を拠点に活躍する 芸歴10年目まで | 2人以上 |
THE SECOND | 漫才 | 芸歴16年以上 | 2人以上 |
上方漫才大賞 | 漫才 | 芸歴制限なし | 2人以上 |
NHK上方漫才コンテスト | 自由 | 結成10年以内 | ピンでもOK |
UNDER5 AWARD2023 | 自由 | 芸歴5年目以内 ※プロアマ問わず | ピンでもOK |
ツギクル芸人グランプリ | 自由 | ・日本音楽事業者協会所属の各事務所が 「地上波のプライムタイムの番組レギュラーを持っていない芸人」を対象に推薦 | ピンでもOK |
ABCお笑いグランプリ | 自由 | デビュー10年以内 | ピンでもOK |
キングオブコント | コント | 芸歴制限なし ※プロアマ問わず | 2人以上 |
NHK新人お笑い大賞 | 自由 | 結成10年未満 | ピンでもOK |
THE W | 自由 | 芸歴制限なし ※プロアマ問わず | ピンでもOK |
M-1グランプリ | 漫才 | コンビ結成15年以内 ※プロアマ問わず | 2人以上 |
R-1グランプリは2021年大会から『芸歴10年以下』という出場制限を設けていましたが、2024年から芸歴制限を撤廃しています。
上方漫才協会大賞の概要
上方漫才協会大賞は上方漫才協会に所属する芸歴おおよそ10年の若手漫才師を対象に、
- 大賞
- 新人賞
- 話題賞
- 文芸部門賞
- トータルコーディネイト賞
- オープニングアクト
- 男前ランキング
- ブサイクランキング(第2回〜)
といった部門で選出される賞です。
2014年12月1日のよしもと漫才劇場開館とともに発足された上方漫才協会の賞で、主に、「舞台」「メディア」「一般からの投票」「芸人からの投票」から選出されます。
そのため、賞レースというよりは年に一回のイベントといった感じですね。
R-1グランプリの概要
R-1グランプリはピン芸人日本一を決める大会です。
毎年フジテレビ系で生放送されており、お笑い賞レースの中でも注目度の高い大会の一つ。
もともと出場制限はなかったですが、2021年大会から『芸歴10年以下』という出場制限を設けていました。
出場制限ができたことで、R-1芸人たちが路頭に迷ったよね。
R-1の出場制限ができたことで、おいでやす小田とこがけんがユニットを組んでM-1グランプリの決勝に行ったのは有名な話だよね。
しかし、2024年から芸歴制限を撤廃。
「R-1グランプリ」で10年以下の芸歴制限撤廃、サツマカワRPGの会見での直訴が叶う形にhttps://t.co/g4fGzbn7Qx pic.twitter.com/xldIw7mprd
— お笑いナタリー (@owarai_natalie) October 17, 2023
芸歴制限がなくなったことから、誰でも出場できる大会に戻っています。
普段、コンビやトリオで活動する芸人も出場することができ、過去にはマヂカルラブリーの“野田クリスタル”さんや霜降り明星の“粗品”さんが優勝したこともあります。
ただし、「M-1グランプリ」「キングオブコント」と比較すると、優勝者のその後の仕事量が少ないことも指摘されることが多いです。
M-1グランプリ2022で優勝したウエストランドはM-1には夢があるけど、R-1には夢がないっていって爆笑をとっていたね!
この発言にR-1王者の三浦マイルドさんは睨みをきかせていたらしいよ!
ytv漫才新人賞の概要
ytv漫才新人賞は大阪を拠点に活動する結成10年までの漫才師が出場できる大会。
読売テレビが主催する大会で、大阪を拠点に活動する若手漫才師の大会となっていますね。
上方漫才大賞の概要
上方漫才大賞は1966年(昭和41年)にラジオ大阪(OBC)が設立した賞で、漫才関係の賞の中では最も古い歴史を持ちます。
上方の漫才を育て顕彰する目的で設立されており、年齢・芸歴問わず、すべての漫才師から選出される賞は上方漫才大賞のみ。
現在はラジオ大阪と関西テレビ放送が主催しており、大賞は事前に審査されて決定。
発表会当日には漫才ば取りにより、「奨励賞」と「新人賞」が決定します。
NHK上方漫才コンテストの概要
NHK上方漫才コンテストは関西を拠点に活躍する結成10年以内の芸人が出場できる大会。
「漫才」「コント」「ピン芸」などジャンルを問わず出場することができ、有望な若手芸人を発掘する目的で作られた賞レースです。
1971年から開催されている歴史ある大会ですね。
THE SECONDの概要
「THE SECOND~漫才トーナメント」は2023年から始まった賞レース!
1番の特徴は「“結成16年以上”のプロの漫才師のみ出場できる」ということ。
また、出場資格として「漫才の賞レースで優勝経験がないこと」という条件があるため、「実力はあるが賞レースでは結果を出せていない」という漫才師が多数出場。
開催目的も「実力や才能はあるけど、芸歴制限のため、出場できる賞レースがない。結果ブレイクの結果を見出せない。そんな漫才師にセカンドチャンスを掴んで欲しい」そんな願いを込めて作られた大会です。
初回の出場者から「金属バット」「囲碁将棋」「三四郎」など、M-1の決勝に残れなかった実力者が登場!
漫才ファンとしてはたまらない大会となっています。
初回の反響次第で、M-1グランプリに並ぶ大きな大会になるね!
毎年恒例の大会になってほしい!
UNDER5 AWARD2023の概要
UNDER5 AWARD2023は2023年から始まったお笑いの賞レース。
出場資格は芸歴5年目以内で、プロアマ問わず出場できます。
ネタのスタイルも自由で、芸歴5年以内の超若手芸人に与えられた新しい大会。
ツギクル芸人グランプリの概要
ツギクル芸人グランプリは「今後の芸能界でスターとなり活躍が期待される芸人を発掘する」をテーマに「一般社団法人日本音楽事業者協会」と「フジテレビ」が主催しているお笑いコンテスト。
2019年からお笑いハーベスト大賞の後継大会として開催されており、毎年、フジテレビで放送されています。
他のお笑い賞レースとの大きな違いは審査員に「民放各局の番組制作者」「放送作家」がいること。
優勝すると賞金100万円に加えて、民放キー局5局それぞれ2番組の合計10番組への出演が決まります。
日本音楽事業者協会所属の各事務所が推薦しないと出場できないため、アマチュアコンビは出場できない大会。
各事務所のスター候補が出場する大会だね。
ABCお笑いグランプリの概要
ABCお笑いグランプリは1980年から2011年まで開催された「ABC漫才・落語新人コンクール」「ABCお笑い新人グランプリ」を引き継ぐお笑い賞レース。
2011年までは出場資格が「関西中心に活動していた結成5年以内のコンビ」でしたが、現在はデビュー10年以内で関西東京問わず出場可能。
非常に歴史のある大会で、若手芸人の登竜門といわれる賞レースのひとつ。
近年では、優勝者がM-1グランプリでも結果を残しているため、年々注目度が増しています。
また、2020年大会からはABEMAで放送されるようになっています。
ABCお笑いグランプリは年々注目度を増しているね!
ABEMAで見れるようになったのも大きい!今までは関西でしか視聴できなかったからね!
キングオブコントの概要
キングオブコントはその名の通り、コント日本一を決める大会。
TBSテレビが主催する大会でダウンタウンの浜田雅功さんが司会を務めています。
毎年、決勝戦はTBSで放送されており、M-1グランプリに次いで注目度の高いお笑い賞レースですね。
昔は準決勝進出者が決勝進出者のネタを見て採点を決めていたよね。
時代によって審査方法が変わっているのも印象的な大会!
NHK新人お笑い大賞の概要
NHK新人お笑い大賞は2014年から始まったお笑い賞レース。
結成10年未満のプロの芸人が出場することができる若手の大会ですね。
また、「NHK漫才コンクール・NHK新人落語コンクール」→「NHK新人演芸コンクール」→「NHK新人演芸大賞」→「NHK新人お笑い大賞・NHK新人落語大賞」と名称が変わる頻度が多い大会でもあります。
THE Wの概要
「女芸人No.1決定戦 THE W」はその名の通り、日本一面白い女性芸人を決める大会です。
出場資格は女性のみでプロアマ・芸歴問わず出場可能。
決勝戦は毎年、日本テレビ系(全国区)で放送されており、注目度の高いお笑い賞レースの一つですね。
始まった当初は「つまらない」と評価が低い大会でしたが、近年は注目度が増しており、優勝者がその後ブレイクする流れもできています。
また、採点方式が点数制ではなく、審査員が面白かった方に票を入れる勝ち残り方式なのも特徴的。
審査結果で炎上することが多い大会でもあり、いろんな意味で話題になる大会といった印象です。
Aマッソのプロジェクトマッピングのネタは衝撃的だったな。優勝していないのが不思議なくらい面白かった!
審査員のアンガールズ田中さんはAマッソに票を入れなかったことでプチ炎上していたね!
M-1グランプリの概要
M-1グランプリは日本一の若手漫才師を決める大会です。
2010年までは出場資格が「コンビ結成10年以内」でしたが、2015年以降は「コンビ結成15年以内」に変わっています。
年末恒例の人気番組になっており、お笑いの賞レースの中でも最も注目される大会。
優勝するとブレイクする流れもできており、「優勝したコンビはその瞬間にマネージャーの電話が鳴り止まない」というのも有名な話です。
M-1グランプリは芸歴ではなく「コンビ結成15年以内」というのも特徴的な大会!結果的に芸歴の長い「錦鯉」が優勝することも!
錦鯉の優勝は感動的だったな。審査員も泣いていたからね。
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